夫よ、ザマアミロ!
夫に愛人の話で皮肉を言った話の続きです。
所詮愛人だから義母の面倒なんてみてくれないと伝えました。
私はそのまま続けて、
「だって、その彼女さん?その人はきっと”あなたと会ってること”を楽しんでるだけだと思うから」
「ただ一緒にご飯を食べる、お酒を飲む、旅行に行く。それを楽しんでるだけ」
「あとはスリルなんかも楽しんでるんじゃない?」
「妻子持ちの男と不倫なんてゾクゾクしてたまらない!って人もいるからね」
そう話すと夫は噛みついてきます。
「そんなことあるか!彼女だって俺と一緒になりたいって思ってるはずなんだよ」
と、憶測で話す夫…。
ほんとに自分本位でおめでたい性格です。
まぁ、万が一その愛人が家に来て義母の面倒を見てくれることになったとしても、あんな性格の義母ですから並みの精神力ではとても持たないと思います。
それも私には関係ありませんが…。
とりあえず話していても埒があかないと思ったので夫に伝えました。
「何なら試しに彼女に聞いてみれば?一緒に住んでお義母さんのお世話をしてくれるかどうかって」
「どうぞ、LINEでも電話でもいいから聞いてみてよ」
夫も最初こそためらってましたが、結局「分かった」と言って本当に相手の女性にLINEをし始めました。
単純というか何というか…。
嫁の目の前でそんなことする夫も、世の中そうそういないですよね。
で、肝心のLINEの返信ですが30分ほど待っても返信がありませんでした。
なので夫はもう一度連絡をします。
するとようやく返信があったようで、スマホの音が鳴るや否や画面を見だしました。
でも、なぜか黙ったまま何も言いません。
「どうしたの?」と聞くと「いや、別に…」と返してきます。
そしてすぐ、またスマホをいじり始めました。
恐らく返信していたと思いますが、そんな行動が何回か続きます。
私はただ黙って見ているだけ…。
たぶんですが、「夫にとって不都合な返信だったんだろうな」とは直観的に思いました。
そしてやり取りが終ったのでしょう、ため息交じりに夫がテーブルにスマホを置くと一言。
「終わった、っていうかフラれた…」
「えっ?さすがに早すぎでしょ」そう私が返すと、肩を落とし落ち込んだ声で事情を話し始めました。
結論から言うと、案の定「ただの遊びだった」ということらしいです。
まさかのドラマのような急展開(笑)
いくらなんでもそう簡単に「事が進むのか?」と思いましたが、夫の顔を見る限りどうやら本当のよう…。
ある意味同情はしましたが、本音は「夫よ、ザマアミロ!」です。
そしてこのあと面白いように夫の態度が急変するのですが、それはまた次回。
ようやくこの長い話が終わります。