いい加減にしろ!!
前回の続き
娘が涙を流していたのは喜んで感動したからじゃない
義母の修理したお財布の仕上がりがあまりにも酷かったから。
それを『見て、あんなに感動しているわ』と勘違いする義母
この人…本当に感覚がズレてるんだぁとしみじみ感じた。
『嬉しくて貰い泣きしちゃったわ』と目を潤ませる義母に
娘とアナタの涙の意味は全然違うけどね!と
心の中でツッコみを入れるしかできなかった。
部屋に籠った娘はそれきり部屋から出てくることはなく
夕食の時間になり声を掛けにいっても出てこない…
大切にしていたお財布の修復を信じて“ばぁば”に託したのに
修復どころか完全改悪された状態で返って来たのだから
ふさぎ込んで無理もないし本当にショックだったでしょう
そのこと責めもせず涙を流して堪えた娘は偉いとおもう。
しかし無神経な義母は『●●ちゃんごはんよ~』と
執拗に娘の部屋の前から何度も呼び掛ける…
頼むからそっとしておいてあげてよ…
『いい加減にしろ!!』とでも言いたい気持ちだったけど
そんなことを言えるわけもく「義母さんすみません」
「期末テストの時期で集中したいんだとおもいます」と
しつこく声掛けする義母を制止するのが精一杯だった。
『勉強だからって食べ盛の時期の子がおかしいわね~』
『あたなの味付けが薄いからじゃないの?ふふふ(笑)』
とこの期に及んで謎の嫌味を言い放ってくる義母…。
もう本当に勘弁して…。
そしてこの後に帰宅してきた夫により真相究明されるが
そこで遂に義母の大嘘が炸裂することとなる。