アラフォー「はなえ」の生きる道

離婚後の生活に苦しむシングルマザーの記録です。

闇の産婦人科から逃げた母

 

昨夜の母の話の続きです。

 

高校生で妊娠して中退することになった母は

相手の教員には認知だけお願いし結婚は迫らなかった

 

苦労してようやくのおもいで教員になれた人らしいので

段階を踏んで結婚したいという願望が相手にはあったそう。

 

だから「おろして欲しい」という気持ちが硬かったとか。

 

ただ、そんなのは体の良い言い訳でしかなく

相手は母と結婚なんてするつもりは毛頭ないだけ。

 

母も好きでもない男と結婚したいとは思ってないけど

自分のお腹に宿った命をどうするか、かなり迷ったそうです。

 

両親に打ち明けた時の落胆の顔は一生忘れることはできず

親戚や友人から色々言われる辛くて悲しい日々を過ごした。

 

相手は自分を守るために闇の産婦人科医を探し当てて

妊娠6カ月の母は山梨まで連れていかれたそうです。

 

衝撃的ですが、普通の出産のように生ませてそのまま

胎児を毛布にくるんで焼却する産婦人科医だったそうです。

 

母はそこに入院させられて「これでさっぱりするよ」と

相手の男は言い放って帰って行ったそうです。

 

診察室で待っていた母は怖くなり病室に戻り着替え

その病院を飛び出して家に帰ったそうです。

 

そして「生んで育てたい」という心が決まったそうです。

 

その時、母が逃げ出していなかったら

私は今こうして存在していなかったことになります。

 

続きます。

 

 

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