姑との同居は無理
実は、わたしが夫との離婚を強く意識しはじめた大きな要因がもう1つあります。
それは夫の母親、姑の存在です。
姑とは今のところ別々住んでいるのですが、少し前にリウマチを患ったことをきっかけに同居の話が持ち上がっているのです。
つまりは、自分ひとりでは生活が難しくなってきているため、人の手助けが必要な状態になっているということです。
「1人で生活させておくのは心配だ」と夫が突如言い出して、この家に呼び寄せ一緒に住むと言い出したのです。
姑は10年ほど前に離婚をしていて、それからは実家で1人暮らしをしています。
わたしの舅となる旦那さんが婿養子だったため、旦那さんが出て行った形です。
姑と会うのは年に数回程度ですが、ハッキリ言って姑のことがとても苦手です。
話も合わなければ考え方も全然合いません。
性格や言葉がキツイ人なので、悪気はないのかもしれませんが姑の言動に傷つくことが多く、初対面の時から苦手意識がありました。
また、わたしと夫が結婚するときに反対していたことも耳にしているため、姑もわたしのことを良くは思っていないのだろうと感じています。
そんな姑が病にかかったからと今の家庭に呼び寄せ、同じ屋根の下で暮らすことを想像すると気分が落ち込んで仕方ありません。
しかも、リウマチで体の自由が利かなくなった姑の面倒を、なし崩し的にわたしが見ることになるのは目に見えています。
そんな重大なことを、わたしにちゃんとした相談をすることもなく、わたしの娘の同意だけを得て決定事項として一方的に叩きつけるように言い渡してきた夫には心底腹がたっています。
娘からすれば姑は、時々会って何でも言うことを聞いてくれて、欲しいものを言えば買い与えてくれる存在です。当然印象は良いでしょう。
その娘に夫は「ばぁばと一緒に住めることになったら嬉しいだろ?」と問いかけ同意を得たようです。本当にクズみたいな男ですよね。
わたしが反対したところで、夫は「気に入らないならおまえが出て行け」とでも言いそうな雰囲気です。それくらい今の夫婦関係は殺伐としています。
夫はわたしが姑のことを苦手なのは当然に知っています。それなのにこうした仕打ちをするということは、もう夫のなかでわたしはその程度の存在でしかないということ。
これもわたしを不倫に走らせた大きな要因となっています。自分の不倫を弁解するつもりはありませんが、なるべくしてなったとしか言いようがありません。
このことを思い返すと今でも腹立たしい気持ちになってしまい、ついつい例の電話占いに頼ってしまいます。
でも、相談することで気持ちがスッキリすることは事実ですし、やめられません。
肯定されることの快楽を覚えてしまったというか、なんとも言葉には表せないのですが、とにかく今のわたしにはなくてはならないものです。
この先、夫と一緒にいる意味もなければ姑と一緒に暮らすのも嫌。
こうなったらもう離婚という選択肢しか出てこない。でもなぜか踏ん切りがつかない。
そんな日常を不倫と占いで紛らわせてるわたしは一体なんなんだろうか…。